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ダレル・ハラダ

バレンタインズデーからの…(バレンタインデー パート 6)


お腹がペコペコの時は、ほとんどどんな物でもおいしく感じられます。

古いクラッカーでさえ。海や飛行機で死にかけた人は、大地へ戻った時に地面にキスをします。

普通は舗道に唇をつけたりしませんし、もし状況を知らなかったら、地面にキスをする人は頭がおかしいように見えるでしょう。

孤独も人におかしなことをさせます。

孤独は現代の最大の飢餓です。

人がひしめいている大都会に、孤独な人がたくさんいます。

奇妙な矛盾した存在です。

一方で、田舎では、人々はもっと親密です。

その理由の一つは、人口も人の移動も少ないほうが、より多くの人とよりたやすく知り合うことができるためでしょう。

また、自然のリズムからあまり切り離されていないおかげもあるのではないかと、私は考えています。

田舎で暮らしている人は、より体に根を下ろしていて、それほど頭でっかちではないので、都会の人ほどは親密な関係に飢えていません。

試してみてください。

公園へ出かけて一人で座って、アパートメントの部屋で一人座っている時と較べてみてください。公園で一人でいる時のほうが、はるかに寂しくないことに気づくはずです。

もし寂しいなら、寂しさを自覚してください。

ただし、寂しいからといって、よくない関係に飛び込まないようにしてください。

繰り返しになりますが、お腹がペコペコの時は、どんな物でもおいしく感じられます。

しばらくして空腹感が消えると、まずいことに気づきます。

たいていの場合、その時には手遅れです。

お腹が空いている時に買い物に出かけるのがよくないのは、このためです。

お腹が空いている人は、家に帰った時に、どうしてあまり必要のない物をこんなにたくさん買い込んでしまったのだろうと不思議に思います。

ですから、人間関係の選択を飢餓感や孤独に左右されないように、一生懸命努力してください。

満腹になった後でもおいしく感じられて満足できるような、豊かな関係を選ぶと固く決意して、強くなってください。

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